3歳児健診

先週の弟の健診に引き続き、今日は長男の3歳児健診だった。
長男の心の発達には、前々から「??」なところが多々あったため、健診でどのように見てもらえるか気にはなっていた。
けれど、結局のところ問われたことには答え、課題は全てこなし…心身ともに「順調な成長です」と。


とは言えドクターや保健師さんの「OK」は一場面しか捉えていないため私の中では表面上はOKだけど、実際はどうだか…と思っていたのだけど。
しかしね…いやぁ、健診を待っている間の3歳男子の様子を見て思った思った。


「男の子ってこういう生き物なのか!」


お友達と上手にモノの貸し借りができない。
犬のようにテリトリーがある。
放っておけば一日中「キョウリュウジャー」になりきり、私を悪モノに見立てて剣(新聞でできた)を振り回す。
だんご虫、いも虫を佃煮のようにプリンカップに入れて喜んでいる。
一番がカッコイイ。プロセスなんてナンセンス。
メルヘンの世界を平気で現実に持ち込んで話を展開する。
ずーっとしゃべっている。
都合のよい「俺に不可能はない」の思い込み。
段差は飛ぶもの。
棒は打つもの…


などなど、一人っ子&女子校育ちで、18歳くらいまで男子とは無縁だった私にとって理解しがたい行動満載の息子に本気で「うちの子頭おかしんちゃうか…」と思っていた。


しかし、そんな息子のような男子がそこここらに…
ブロックで剣を作り暴れ倒す男子数名。
大したことのない箱を本気で取り合い掴みながら泣き叫ぶ男子数名。
待ち合いのベンチを忍者のごとく飛び渡る男子数名。
ブロックはボールだぜっと言わんばかりに投げまくる男子数名。
もちろん、息子も例にもれず、たまたま一緒だった同じクラスの男の子と「キョウリュウジャー」を踊り狂っていた。


もしかすると、たまたま粗野粗暴の男子が偏っていたのかもしれない。
もちろん大人しく待っている男の子だっていたので、これが全ての姿だとは思わない。
躾や性格っていうのもあるだろう。
でもね、女の子は基本的に座って絵本を読んだりブロックで何かを作ったり。
明らかに、差がある。


そうか、息子はまぁ多少頭がおかしいところはあるにしても、男子という私とは異なる生き物であったのか!
と、今日初めて気付きました。

もちろん、男子だからといって許される行動などないので、徐々にコントロールできるようにならないといけない(うちの息子にはこれがもっとも難しく重要)のだけど、根本的な脳が3歳にしてすでに私とは違うので、これは「こういう生きモノだ」と受け止めなければやっていられない。


今さらながらだけど目からウロコの3歳児健診でした。



追加:
昨日夕食中に私が何気なく「咲玖は咲玖なりに保育所でがんばっているのかもね。だからお家で母ちゃん母ちゃんって甘えるのかな〜」と両親や旦那に向けて話していた。
それを聞いた息子が「そうで!○○先生がな、お家でお母さんにしっかり甘えなさいって言っとったんでぇ」と。
え?先生に言われて甘えてんの?まっさか〜と思いお帳面にそのことを書くと
「昨日帰りの会で、最近お母さんと朝離れられなかったり、片付けができなくてぐずぐずしている子が多いです。さくら組さんなんだからがんばりましょう!お家ではお母さんにしっかり甘えてくださいと話しました…」と。
先生は「よく聞いてくれていましたね」と書いてくださっていたが、ホント都合のいいところだけをピックアップしてよく聞いていました。
肝心な片付けをチャッチャと済ませろという忠告は、もちろんスルー…