花火

花火が大好き。


小さい頃から、花火やお祭りとなると血が騒ぐ。
学生時代は、周辺の花火大会を制覇する勢いで行っていた。

良さは人それぞれだろうが、私にとってはあの「ドォ〜ン」と空気を
振動させ体に響き渡る音!!
花火の刹那の輝きも素敵だが、あの音に勝るものはない。


先週の土曜日、この町の花火大会があった。
去年は、息子がまだ本当の乳飲み子だったため、家で遠くに聞こえる音と
ケーブルテレビの生中継で我慢した。


今年こそは、間近で見るぞ!と意気込んで…とは言え、まだ幼い息子を
押せや押せやの人混みの中へ連れて行くのは気が引けるので、おじいちゃんの
船で間近まで行って、悠々自適に勧賞するぞ!と夕方あたりから、根回しし
おじいちゃんをその気にさせ、息子に「ボーボーくっ!(船に行く)」と
言わせ、いざ出発!!


そこへ、突如の雨…大雨…
花火に雨は付き物ですが、日頃の行いが悪いのでしょうか。
利己主義への天罰でしょうか。

船の出港は断念。
その後雨は止んだが、家へ帰って今年もテレビ観賞かなぁと諦めて
いたところ、そこは私と同じ血が流れるおじいちゃん、車で花火の見える
場所まで連れて行ってくれ、間近とまではいかないものの、
人混みを避けた場所で見ることができた。


やはり花火はいい。
「ヒュ〜」と打ち上がった後、一瞬無音になって「ドォ〜ン!」
あの間は、本当に一瞬なのに、とても待ち遠しく感じる。
百花繚乱乱れ打ちもいいが、大玉の単発で次はどんな大きさかと一つ
ひとつ期待しながら見るのもいい。


ちなみに息子は、花火を目で楽しんだのは最初の5分程度で、あとは
夜空や行き交う船をみて、花火があがる度に「ドォ〜ンたっ!」を
連発し音を楽しむ姿が!!

ここにもいました、私と同じ血が流れる人が…