保育参加

11月の保育所だよりに「保育参加、してみませんか?」の文字。
というのも、10月にあった講演会に参加した際、その先生が「保育所に一日朝から帰るまで保護者が1人参加することで、園も親も子供も変わってくる」というようなことをおっしゃっていて、市が早速取り入れたよう。


ただいま仕事をほとんどしていない身分だし、我が子はその過ごし方が大変気になるお年頃&性格。
ということで、お便りをもらった翌日には「参加します!」と伝えたのだけど、発表会などもあり、「12月に入ってからお願いします」と言われ。
で、ついに先日参加してきた。


「今日はかあちゃんも一緒に保育所で遊んでもいい?」と息子に朝尋ねると、「いいよ!窓の外からみといてね」っと…
追い返されるかと思いきや、とても嬉しそうに手をつないで教室に案内してくれた。
が、息子よりも他の子どもたちの方が大歓迎してくれ、次から次へと膝の上へ絵本を持って「さくくんのかあちゃん先生、これ読んで♪」と来てくれる。
息子は、先生と朝の片付けをして、気がつけばかぁちゃんの膝は、他のお友達が。
これはヤバイと内心思ったのだが、案外平気なようで私の隣りに座って、他の子どもに読んでいる絵本を一緒に聞いている。


その後、先生の声かけでお片付けをし、おやつの準備をそれぞれして食べる。
家では温かい牛乳など絶対飲まない息子がコップ半分はフツーに飲んでいた。
一つ目の驚き。
トイレも、自分から行って帰ってきていた。
二つ目の驚き。

お友達と、何やら私には理解しがたい内容で一緒に笑っている。
三つ目の驚き。


たまたま参加させてもらった日は、いつもお世話になっているケーキ屋さん(コメットさん)が来て、ケーキのデコレーションを実演して下さり、さらに子どもたちも一人ひとり、ケーキをデコレーションして食べる日だった。
それぞれに、大きないちごと5〜6個のクリスマスのチョコレートやクリームを用意して下さっていて、本当に楽しそうにしていた。


クリスマスのフォークダンスや手遊びをして、外で遊んでお昼を食べて。
給食は、野菜たっぷりのクリームシチューにブロッコリーやトマトやカリフラワーが入ったサラダとりんご。どれも本当に美味しい!
家なら、ダラダラ食べたりカリフラワーなどは残しそうなものなのだが、まぁさっさと食べて完食!
片付けも自分でしていた。
四つめの驚き。


その後お昼寝。
自分で服を脱いで畳んでかごに入れてパジャマに着替える。トイレに行くのが一連の動きらしいのだが、狭い教室に2〜3クラスが一度に着替えるので、かなり窮屈ではあるが、みんなそれなりに着替えている。
息子は、少しきついトレーナーなどは自分では脱げないので手伝ったり、スモックのボタンはまだ難しいので手伝ったりしていたのだが、同じクラスのお友達は少し手伝えばみんなできていた。
半年遅いとしても、そろそろ家でも真剣に取り組まないとなぁ…と気づき1
しかし、脱いだ服はそれなりに自分で畳んでいた息子。
五つ目の驚き。
お昼寝も家でするより、断然早い5分ほどで眠りについていた。
確かに、給食の途中からおおあくびをしていたな…


お昼寝の後は、デコレーションした自分のケーキをおやつに食べた。
もれなく私も♪
さらに、ケーブルテレビのカメラがその様子を撮りに来ていて、翌日夕方のニュースにクラスのみんなと一緒に私も映っておりました(笑)


美味しいケーキをみんなでワイワイおしゃべりをしながら頂いた。
お帰りまでには少し時間があったため、「7匹のこやぎ」のお話をもとに、先生が狼になって、子どもたちが遊戯室でミニカーに乗って逃げ回るごっこあそびも一緒にさせてもらって。
どの子どもも本当に目をキラキラさせて楽しくて仕方がない様子。


息子も、同じクラスの友達を「仲間」とすごく思っているようで、やり合いもあるけどみんなの事や先生が大好きなようで、嬉しかった。


一日参加させてもらって分かったこと…
家であれやこれやと口も手を出しすぎていたこと。もっと放っておいてもいいのかなと。
分かりやすい声掛けと環境を作ってやること。
3歳までにできるように取り組むべきこと。
あとは、愛情あふれる見守りと、声掛けで子どもたちは本当に生き生きとキラキラと自分から動けるということ。
それが自信につながるんだなぁっと。


しかし、先生たちの体力、工夫、愛情、気配り、目配りはすごい。
いつも感謝しているつもりだったが、本当に足を向けては眠れません!頭上がりません!って思った。
もちろん、それなりに保育料を払っているし、先生方も仕事ではあるけれど、やはりそれだけでは割り切れない、計り知れないものを感じた。
なにより、すんごい勉強になりました。
そして、他のお友達に「さくくんのかあちゃ〜ん♪」っと言ってもらえて素直に嬉しかった。
息子が、少し誇らしげに「今日は楽しかったなぁ。明日も一緒にいく?」っと笑顔で言ってくれたのが一番うれしかった。
正直、帰ってからご飯をするのが辛いくらい疲れたが、なんだか清々しいってのかな…ようは大変楽しんだのは私だったのでした。