太刀魚

本日、旦那が船で一人で釣りに出かけた。
12時満潮で風もなく、気温も高めで絶好の釣りびよりだ。


地域や季節によって釣れる魚種も様々だろうが、現在瀬戸内では
太刀魚(タチウオ)がよく揚がる。
旦那の狙いも太刀魚だったようだ。
実は旦那は、本格的に釣りを始めてまだ数年なのだが、未だ太刀魚を
一度も釣り上げたことがない。ププッ。
太刀魚に関しては私の方が先輩だ。


そんな旦那が、ついに3年越しの願いを叶え太刀魚を釣ってきたのだ。
釣果は1本。
しかし、この1本が半端なく大きい!
よく太刀魚は、指の数で太さを例えられるのだが、大人の手で6本。
5本あれば十分とされるので、これはかなり太い。
さらに長さは120㎝。重さ実だけで1.2㎏。
釣り好きの父も唸るほどの「ドラゴン級」というヤツだった。


太刀魚を釣った人ならお分かりと思うが、海の底から喰いあげてくる
手ごたえは、本当に気持ちいい。
そして水面に近付くとキラキラと輝くまさに刀のような魚影も、ホント
綺麗だ。
さらに、ヌルヌルもせず鱗もなく、さばきやすくキッチンも汚れにくい
本当に優秀なさかなくんだ。


そんな太刀魚を息子とワーワーキャーキャーいいながら、一通り騒いだ
にも関わらず、一枚も写真に残さず…
何も考えず、さばいて塩焼きにし、胃袋の中へ。
まぁ肉厚で脂がのって美味しいこと美味しいこと。
太刀魚は白身なので淡白ではあるものの、身の香りがよく、本当に美味しい。
息子も、一番いい所をもらって、無言で大人と同じ一人前をペロリと
平らげていた。
釣れたて、焼きたての魚は一番のごちそうだ。


3年越しに旦那のもとにやってきてくれた大きな太刀魚に感謝。


で、何にも残していないことに気づき、台所の片隅にほかされた太刀魚の
巨大な頭を写真にとってみました。
かなりグロテスクな絵ですが、記念に。


ちなみにこのお皿は、秋刀魚が裕に乗っかる大きさで、右端のは
マッチ箱です(笑)