お姉ちゃん

先日、私が小学生の頃からず〜っと仲良くしてもらっている一回り上の
お姉ちゃんが娘さんを連れて遊びに来てくれた。


娘さんは4月から小学3年生。
彼女のことは、お腹にいるときからずっと知っているつもりだったけど、
ここ最近はなかなか会う機会も減り、久々に会ったらしおらしいお洒落な
可愛い女の子になっていた。


一人っ子の彼女は、荒くれ者かつ協調性ゼロの息子とも上手に遊んでくれ、
息子は数分でお姉ちゃんの虜に。
「そらちゃん♪」とすぐに名前を覚えお姉ちゃんの真似をしたり、抱っこ
してもらったり。

お絵かきも、息子のリクエストに応えパンダを描いてくれていたのに、
途中で「メガネ〜!!」と急に気が変わった息子のために、メガネをかけた
パンダに変更してくれたり。
AKBを歌い狂う息子のために、即席マイクを作ってくれたり。

「さく!おいで〜♪」と色んな遊びをしてくれた。
そのおかげで、私も久々にお姉ちゃんとゆっくり話もできたし…ホントあり
がとう。


その後みんなでカッパ寿司(息子曰く新幹線乗りいこ♪)に行き、楽しい
楽しい夕食だったのだけど。
そのまま帰るお姉ちゃん達に、少し曇り顔でバイバイした息子。
車に乗ったとたん、「そらちゃん、帰ってくる?」と聞くので
「もうすぐ夜だからそらちゃん達はそらちゃんのお家に帰ったよ」というと、
「そらちゃん帰ってくるのぉー!(ToT)」とおお泣き。
また来てもらおうとなだめるのに大変なほど。


思い起こせばまだ私が実家にいた頃、今の息子と同じくらいのそらちゃん
が遊びに来てくれたとき。
それはそれはいい子で。
「これ、おいしいねぇ♪」と母に料理の感想を言ったり。
父と家にあったウルトラマンのフィギュア一つで楽しそうに大人しく遊んだり。
この子天才だわ!と我が子でなくても思った記憶がある。
息子とは比べようもないほどのいい子。
8歳になった今、息子をの意図を組んだり、寄り添ったり…
やはりいい子。

はて、うちはやはり育て方に問題があるのか…持って生まれたモノなのか。


そんな親の思いなど微塵も感じていない息子は、数日たった今も
「そらちゃんに作ってもらったの♪」とマイクを握りしめている。