チューリップ

4月より、息子はばら組からチューリップ組に進級した。
息子の保育所は1学年1クラスなので「ばら→チューリップ→さくら
→すみれ→きく」と進級していく。
去年は、名札も帽子も赤だったが今年はオレンジだ。


3月が終わる頃、「さくちゃんねぇ、ちゅりっぷなるの」と言っていたので
保育所でも、事前に見通しを持たせてくださったのだろう。
そして4月2日。
「今日からチューリップさんよ♪お兄ちゃんだね」と朝言うと、いつも
なら「ガッコいか〜ん」と朝イチからだらぁ〜っとしている息子が
「さくちゃんね、ちゅりっぷ。行ってきまぁす!」といつになく、着替えも
スムーズ、トイレにもいってカバンを首にかけそそくさと出発するのだ。
おぉ、お兄ちゃん効果絶大!


と、保育所につき靴を脱ぐところを見守っていると、年長に進級した息子を
よく可愛がってくれる男の子が「あんねぇ、昨日さくちゃんにここ(肩)噛ま
れた」と教えてくれたのだ。
「痛かったねぇ、ホントにごめんね」と傷が残っていないか確認しながら
とにかく謝る。
そう、まだ息子の噛む、ひっかくの一連の行為はおさまっていない。
当の息子は、目をそらしたまま靴も脱がず様子を伺っている。
カッチ〜ン。お兄ちゃん返上。
息子に注意していると先生が「そんなに言うほどのことではないんですよ」
とフォローして下さったが、事実は事実。
悪いことは悪いこと。
ん〜こういう時、どういう声掛けが一番本人の心に響くのかいつも悩む。
「言葉でしっかり言えるようになれば、おさまりますよ」と毎度言われるが
う〜ん。
家ならば、息子の気持ちを酌んで代弁して「こう言えば良かったんだよ」と
言えるところだが、された方はもちろん痛いわけで…難しい…
去年の秋にも、同じ悩みをここに書いた気が…!
って、書いてて気づいたけど、どれも私がどう言ったらいいか、どうお互いに
対応したらいいのか…私の問題ばかり。


息子は時々傷を作って帰ってくるので、きっと肌でお友達との距離や関わり方を
学びながら試行錯誤しているのだろう。
成長していないのは、私だけのようだ。
母!日々、精進がんばります!


で、新しく転任してこられた担任の先生からのお便り。
『朝、ホールまで遊びに行き「さくらのお花きれいだねぇ」と言葉がけ
すると「さくら違う!チュウーリップ!」と桜をどうしてもチューリップと
言い張ります。でもその顔がまた可愛いです♪』
素晴らしい先生との出会いにただただ感謝です。
息子よ、君は本当にラッキーだ!
今年こそ、お友達の素晴らしさを感じながら、真のお兄ちゃんになろうね。