お熱

息子の熱が、ようやく平熱範囲に下がった。
発熱から5日目。


ずっと40度前後、息も荒くぜぇぜぇ言っていた。
冷えピタを頭、首、脇に貼りまくり、ホクナリンテープを背中に貼り。
頓服を飲んでも夜中に41度を超えた時には、さすがに途方に暮れた。
深く眠れず、抱っこをしていても時々「かぁちゃんのちっち(おっぱい)
座っとった」とか「ふふふっ」とかうわ言を言ったり…。
本当に、頭がおかしくなったんじゃないかと思った。


それでも3日目までは、熱が少し下がる(39度台前半!)と、家の中で
テントウムシの乗り物に乗ったり、ままごとをしたり…大人では考えられ
ない元気ぶりだった。
しかし、昨日の4日目はぐったり。
目もうつろで、食欲もなく、フワフワ常に夢とうつつを行ったり来たり。


病院で処方してもらった薬を飲んでも、当たり前だけど劇的な変化もなく。
検査をしても、RSウィルスもインフルも血液の数値も何も悪いモノは出ず。
レントゲンを撮っても、肺もキレイで。


結局のところ、喘息性気管支炎という診断で、強めの抗生物質に変更して
頂いた。
そういやぁ以前姫路で勤めていた通園センターのドクター兼所長が、
抗生物質は気休めや。ウィルスは基本数日で死滅するんやから
 フツーの風邪は熱だけ下げたったら、あとは日にち薬や!」
って豪語していたけど。よぅわからん。


で、確かに5日目の今朝ようやく熱も下がり、少しずつ食欲も出て、プラ
レールで遊んだり、ベネッセで届いたブロックのケーキでお誕生会ごっこ
したり。
でも、まだ体力が戻っていないようで、時々ゴロゴロし「抱っこしてぇ」と
甘えてくる。


発熱してから5日間、抱っこやおんぶをたくさんした。
良く考えれば、久々のこと。
体力も付いてきたし、自分で行きたいところがはっきりしてきた年頃だから
散歩をしてもどこに行っても、ほとんど抱っこをせがむこともなくなってきた。


ソファに座って息子を横抱きにしながらトントンしていると、私の体から
ほとんど手足が出ていることに、息子の成長を感じる。
生まれた時は、手の平から肘までで抱っこが足りていたのに。
あの頃は、早く大きくなれ〜って思ったのになぁ。


ホント、あと何年くらいこんな風に横抱きして眠ってくれるんだろう。
あと何年「かぁちゃん、好き〜」ってムギュ〜としてくれるんだろう。
成長は嬉しいけど、寂しいなぁ。


そう、成長と言えばあんなに病院嫌いだった息子が数か月前から、病院大好き
ッ子に。
きっかけは、100円ショップのお医者さんごっこのおもちゃ。
聴診器と注射器のセットだったのだけど、それを家で何日も遊び、病院に行く
前にはシュミレーションをしていた。
結果、病院に行ってもニコニコ。
今では血液検査も、自分で指を出しレントゲンも私から離れ別室でも一人で
シャキッと立ち、吸入も一人で座ってできるほどになった。
100円ショップありがたや。