ピア〜ノ♪

最近、息子は弾き語りをする。
私が幼い頃から弾いている…というより持っているピアノで。


我が家はもちろん狭くてピアノを置くところはないので、お隣りの
実家に置いてある。
座位がとれるようになった頃から、息子は力任せに鍵盤を叩いてご機嫌
だったのだけれど、最近はそれなりに力加減をしつつ、歌を歌う。


レパートリーは多岐に渡るのだが、弾き語りと言えばなぜかこれ。
槇原敬之の『どんなときも』
…時代が、20年ほど遡りますが。
懐メロの番組でキャップを反対に被り、素敵(?!)な笑顔でRolandの電子
ピアノを弾く彼を観て、息子はどうやら憧れたらしい。
それ以来「どんなっきもぉ、どんなっきもぉ、ぼくが好き♪」と
弾き語るようになった。
少々替え歌にはなっているが、体を揺らしながらなかなか。


他にも保育所で習った「チューリップ」や「ひな祭り」などなど。
渋い所で行くと『炭坑節』=「月がでたでたぁ〜月がぁでたぁぁ、よいよい」
だ(じぃちゃんから習った)。


で、先日朝ごはんを食卓で待たせていた時。
「♪じぃちゃんが〜船のってぇ〜海にざぼ〜ぉんと、落ちまったぁ♪」
何の節かは定かではないけれど、誰が聞いても明らかな発音で、楽しそうに
ランチョンマットをピアノ代わりに叩いてこう歌ったのだ。
作詞作曲、息子。
褒めてやりたいところだが…不謹慎すぎる!!
前日、私が海に落ちて浮かびたいのに沈んでいく苦しい夢を見た、と
旦那に話していたのを聞いていたのだろう。
けど、縁起でもない。
「じぃちゃん、海に落ちたら可哀そうよ、悲しいよ」と言うと、
「かぁちゃん、海にドボン落ちて、びちゃびちゃ?」と。
それは夢だよ、と説明するもそれは難しい。


当たり前なのだろうけど、話す言葉遣いも内容も吟味しなければいけない
お年頃になってしまった。
そういえば「もぅ知らん!」とか聞いたことのある口調で言ってるし。
携帯ごっこでは「はいはい、うんうん、はいは〜い♪」と何ともチャラい
受け答えをしてるし。
気をつけます。