カレーパーティー

息子の通う保育所で参観日があった。
たまたま土曜日だったので、旦那も一緒に行った。


息子は「父ちゃんも一緒に行くの?」と朝から嬉しそう。
運動会にも行けなかった父ちゃんもさぞ喜んでいるのだろうと思いきや、「何すんの?見るだけなん?」と、とてつもなくつまらん問いをしてくるので、無視だ。


保育所では「カレーパーティー」の準備が行われていた。
といっても、息子はまだ3歳児クラスなので、一切食品に触れることはない。
来年は、野菜を洗わせてもらえるらしい(笑)
なので、クラスでお兄ちゃんお姉ちゃんが作るカレーができるまで、手遊びをしたり親子遊びをしたり、絵本を読んでもらったり。


多少、協調性らしきものが垣間見られた息子。
先生から、最近とても落ち着いてきたと伝えられていたのだけど、自分の目で確かめるまでは半信半疑だった。
が、やはり前回と比べても落ち着いてきていた。
お返事も大きな声でできたし、お歌や手遊びもド音痴ながらも、いい声で歌っていたし、ちゃんと順番を待ってみたり、手洗いも独りできちんと最後までできていたし。
かぁちゃんは、初めて(ってまだ3回目の参観日だけど)距離をおいて、安心して参観できました。
くわぁ、涙出そう。


しかし、おやつのマカロニきなこ(茹でたマカロニにきなこがまぶしてある、大変素朴なおやつ)を最初はチマチマ食べていたのに、隣りの友達がおかわりをした途端、「おかわりあったの!」ってな表情で一気に口に押し込み、フガフガしながら「おかわりください!」は恥ずかしかった。
しかも、それを3回も…


案の定やはりカレーは半分ほどで「ごちそうさまでったぁ」になってしまった。
なのに、デザートのオレンジが余っているという先生の一声で、ホールの一番後ろで食べていたにもかかわらず、3番目にオレンジをゲットするその足の速さ…
運動会で披露してくれていたら、カッコ良かったのになぁ…


先生曰く「とっても子どもらしい子どもですよね、咲玖くんは♪」と。

どうやら、顔だけでなく中身も昭和初期らしい。
確かに、カニだろうと虫だろうと素手で掴むし、食べれそう!と自分で判断したモノは畑でも庭でも食べてしまう…


願っていた子ども像と言えばそうなんだけど。
もぅ少し、こぅ何て言うのかな…優しい男の子になってほしい…
しかし子どもって大人の想定を簡単に飛び出していくものだとつくづく感じる。
だから面白いのだろうけど。(っと自分に言い聞かせている)


家に帰って、旦那に「どうだった?」と尋ねると「あんなもんじゃないの」と全く私の想定内の答えだったので、「あんなもんとは?」と更に突っ込むと、なぜか保育所の施設的問題点を挙げてきたので、いったい何様だ?とまた無視してしまった…