船ごっこ

息子が最近ハマっている遊び、それが船ごっこ


2歳になり、じぃちゃんと父ちゃんと一緒に船釣り解禁になった息子。
とにかく、海が大好き、船が大好き、魚が大好き。


「かぁちゃんは、お家で待っててね♪」と私のことなど振り返りもせず、朝もはよから、我が家の男連中は嬉しそうに連れだって海へと出かけて行くのだ。


で、もちろん漁師ではないので、毎日出航する訳ではない。
天候や潮が良ければ、週に1度。
しかし、息子の船への熱い思いは週に1度ではおさまらない。


で、最近息子が編み出したのが船ごっこ


リビングにある小さなソファを船に見立てて、荷物の積み下ろしから、ガソリンを入れ、ソファの肘掛に立ってロープをくくり付けるところまで、かなり詳細に忠実に再現する遊び。


そして、エンジンをかけ出発。
しばらくすると、漁場に着いたのか、「アンカー下ろすわ」っと。
アンカーってご存じでしょうか…
リレーの最終選手のことでも、「アンカーウーマン」ことキャスターのことでもありません。
船のイカリのことです。


そんなマニアックな事まで言いながら、クッションをアンカーに見立ててバッと投げる投げる。


ちなみに、息子がしていることは全て船の上で見た事実ばかりなので、先日旦那が釣り糸をエンジンのスクリューに巻き付けてしまった失態まで、忠実に再現。
「あっ、糸が引っ掛かったからちょっと待って!」と緊迫した顔で突然言い放ち、コソコソと手元で何かをして「もう大丈夫!」とまたエンジンをかけてどこかに行くのです。


これ、一人で遊んでくれていれば、ただただ微笑ましく見ていられるのだけど、だいたい、誰か一人は船に乗らなければならない。
「ちょっと、かぁちゃんお船に乗ってぇよぉ」と声を掛けられたら最後、かなりの時間、このマニアックな遊びに付き合わされる。


で、さらにこれを保育所にまで持ち込んでいるらしい。
先生から「最近、さく君が始めて保育所お船ごっこが流行ってるんですよぉ」と…
園庭にある山の上を船に見立て、そこに吊ってあるロープをアンカーにして、投げる遊びらしい。
うぅ〜ん、お友達と楽しく遊べているのは、嬉しいこと他ならない。
けど、どぉしてその遊びなのか…
お友達もそれが楽しいのか…理解しがたい3歳前後の世界。


ちなみに、アンカーを知らないお友達は「あんこ」と言いながら楽しんでいるそうな。そりゃそうだ。