病床記 part3

髄膜炎発症から6日目。
熱も平熱の範疇に落ち着き、吐き気もおさまり。
時々、三蔵法師に頭の輪を締め付けられる後遺症はあるものの、もやは病床にはいられない。

シーツを洗い、掃除機をかけ…っと普段なら当たり前の家事を一通りしただけで、ちょっちょっと横にならせてくだせぇ!っと、続かない。

完全なる体力の低下。
そりゃ4日以上ゴロゴロしていたら、筋力も体力も落ちるわ。
こんなことでは来週から仕事復帰できん!っとウロウロするものの、孫悟空の頭の輪が閉まる閉まる。
当分頭痛の余韻は続くらしい。

そもそも、この髄膜炎
脳に一番近い場所で脳を守っているのが髄膜らしい。
今、そこがウィルスでやられている。
正直、いつ脳に悪さをし始めないかとヒヤヒヤ。

文字を読んだり書いたり、しゃべったり…いつおかしくなったか分かりやすいように、ついブログも更新したけど、そろそろたぶん終焉を迎えるらしい。

怖い病気ではあるけど、頭痛と共に自分に脳ミソが入っていたことがよく分かった。
脳の偏りとか揺れがこんなに体感できたのは初めて。

そして家族の有り難みを深々感じさせてもらったのもほぼ初めて。
何事も経験ですなぁ。