すいかおばけ

今年も畑のすいかで、おじいちゃんが”すいかおばけ”を作ってくれた。


去年は近くに寄るのも怖くて泣きだしていた。
今年は、去年よりもかなり大きなすいかのため、怖がるかと思いきや。
息子は、おじいちゃんが作っている横に自分で踏み台を持ってきて、興味津津。
目的は、掘りだした中身のすいかのつまみ食い…
「すいかおばけさ〜ん♪じぃちゃんお目め作ってぇ!」
「おばけはしっぽはないんかな」などノリノリだった。


のだけど。
口ができて、中にろうそくを入れ火を点けた瞬間…
さっきまで笑っていた息子の目にうっすら涙が。


「どうしたん?」と尋ねると、泣きべそをかきながら「いやなのー!こわいのぉ‼」とすたこら隣りの部屋のソファに突っ伏してしまった。


しめしめ、今年もまだ怖いようだ。
早速、我が家のテレビの横に鎮座させたのだが、今朝「すいかおばけのフタとったぁ!」っと鬼の首でもとったような、誇らしげな笑顔で、ろうそくを出し入れするための蓋を鷲掴みにして走っていた。
なぬ〜!


去年ほどの威力はないが、火をつけるとまだまだ夜など「ひぃ〜」と逃げていくので、もう少しすいかおばけさんに頑張ってもらいます。


って私にはウォーズマンにしか見えない。